ある'誤解'は誰かを奈落の底に落とす。(焦点)

 

学校暴力疑惑文がいくつか掲載されたが全て嘘

活動中断、イメージ損傷被害

偽りの主張による心の傷

 

学生時代、あるアイドルにいじめられたとし、学校暴力を主張する文が上がった。芸能人の学校暴力問題が相次いで議論になっているためか加害者として挙げられたアイドルは事実かどうかを確認し立場を発表する時間も与えられないまま加害者のレッテルが貼られた。

 

数事例暴露文が掲載され該当アイドルは直ちに活動を中止し、1部ファンは脱退を要求した。しかし時間が過ぎ、暴露文で主張している争点が1つずつ事実ではないことを明らかにした。しかし実態よりは加害の主張に関するものがさらに人々の脳裏に強く残っている。

 

無罪推定の原則。有罪判決が確定されるまでは無罪と主張するという原則だ。しかし誰かに対する暴露文が上がったら検証の過程を経ることもなく世論の裁判によって有罪になる。最近問題になっている芸能人学校暴力で注目された彼らのほとんどがそうだ。

 

f:id:svt_kawaiiyo0526:20210324163638j:image

 

代表的にSEVENTEENメンバーのミンギュがそうだ。ミンギュを狙った暴露文は2月未明初めて掲載された。該当の文はキャプチャー写真(スクショ)で渡り歩き疑惑に広がった。以後追加主張が出ず、所属事務所は事実無根と明らかにながら押し黙っているようだった。

 

新しく現れた投稿者Aさんはミンギュが障害者の友達をいじめたと主張した。これに対して所属事務所の立場文が上がるまでかかったどのくらいの期間の間ミンギュは障害者の友達をいじめた悪どい扱いを受けた。しかし所属事務所を通し明らかになった事実は全く違った。該当の友達と連絡が取れ、友達のお母様は加害者はミンギュではなくむしろミンギュは友達も円満な仲だったと明らかにした。

 

塾でミンギュの言葉によって苦痛を受けたと主張したBさんもいた。該当の文を詳しく読んでみると投稿者にいじめをしたのはミンギュではなかった。それでも投稿者はミンギュまたは加害者、傍観者と指した。しかし逆にBさんに反論するまた別の暴露者Cさんが登場しBさんを通して精神科の治療を受けることになったと、自身の病院記録を公開した。Cさんはミンギュが学校暴力をしなかったと同級生の証言を集めて所属事務所に送ったことが判明した。

 

所属事務所は公式の立場を通してBさんが「中学校在学のミンギュと関係なく個人的に様々な事件を経ており、当時中学校であったことを知らせるために文を書いたと話した」という事実がわかった。'学校暴力'という定義付けられただけの状況では見えなかった。それでもミンギュは「過去、本人の行動により作成者が不快を感じたり辛かったならその点に対して謝ります」と話した。

 

ミンギュが暴行の現場を楽してみていたと主張した彼は学生時代被害を受けたことはあっているがミンギュが誰かが殴られている時楽しんだりそそのかしたことは無い、自身の'誤解'だったと謝った。当時の現場を目撃したことを主張する卒業生達、さらに加害者まで投稿者の主張に対して「記憶にない」と話した。

 

この他にも友達がミンギュの同級生だが、暴露されていない学校暴力、いじめがあるという内容のコメントをした人は「本当に学校暴力の被害者だと思って心から応援しようと思って書いた文だった。疑わずミンギュを誤解し、その文の被害内容が事実だと錯覚した」とし、遅い謝罪文を掲載した。

 

f:id:svt_kawaiiyo0526:20210325000502j:image

 

今回事件に対して所属事務所は生半可な立場発表よりは事実検証に苦心した。序盤に1度事実無根と発表した他の疑惑に更に波紋が広がった。誰かの大切な学生時代が歪んだかもしれない学校暴力問題に慎重に近づき、内部では事実ではないと判断するにしても周りの人と該当投稿者との連絡を通して検証過程を進行した。

 

関連のない事実で明らかになったことは幸いだが被害者はむしろミンギュになった。イメージは傷つき、グループ活動が中断され3月初めに予定されていた自社コンテンツ公開の日程が延期になりファンコミニュティでも姿を消した。スケジュール進行だけでなく全てが嘘だと明らかになってもその間彼に向かってふりかかった批難と悪質コメント、依然として残っている根拠の無い疑いの種等の傷は言葉では言い表せない。誰かは'誤解'によって学校暴力を主張し名指しされた彼はその'誤解'により奈落に落ちた時間を過ごした。

 

過去を過去という理由で葬ることはできない。しかし、加害者のレッテルを貼るよりも真実が明らかになる時まで待つ時間も必要だ。多くの利害関係をめぐる金銭的被害が全てではない。嘘の場合の心の傷は一生残っている。

 

クォンスビン記者

https://mnc.asiae.co.kr/ampview.htm?idxno=2021032308544132656&idxno=2021032308544132656&__twitter_impression=true